競技は主催者が定めたコースによるタイムレースです。事前に通知するグループごとのウェーブ(時差)スタートを行い、順位はネットタイム(スタートラインからゴールラインまでの経過時間)で決定します。第1ウェーブと第4ウェーブの差が1時間15分あるため、見た目の順位と実際の順位が異なる場合があります。関門時間、ゴール制限時間による競技、記録の取り扱いはスタートしたウェーブに関わらず定めた時間によって実施します。
各ウェーブは80~90人のグループで構成され、以下の時間でスタートします。ウェーブグループの決定は申込時の情報によって決定します。
第1ウェーブ 7:45スタート
第2ウェーブ 8:00スタート
第3ウェーブ 8:45スタート
第4ウェーブ 9:00スタート
エイドステーションは2か所設置します。
エイド1 旧天城トンネル 約12㎞地点 標高719m
提供物(予定): 水、コーラ、バナナ、飴、チョコレート、せんべい、塩分タブレット
トイレ、救護所(看護師)
エイド2 伊豆元気わくわくの森駐車場 約25㎞地点 標高359m
提供物(予定): 水、コーラ、温泉饅頭、飴、チョコレート、せんべい、塩分タブレット
トイレ、救護所(看護師)、リタイア受付
エイド2(伊豆元気わくわくの森駐車場 約25㎞地点)の関門時刻を 14:00 とします。(第4ウェーブのスタートから5時間) 時刻の判断はエイドステーションに設置された時計によって行います。
スタートしたウェーブに関わらず、この時間以降に到着した選手は競技を続けることはできません。関門時刻より前に到着した選手については 14:15 までにエイドを出発しなければなりません。また、14:00以降にエイド2より前のコース上にいる選手は運営車両によって回収されます。
ゴールの制限時刻を 17:00 とします。(第4ウェーブのスタートから8時間) 時刻の判断はフィニッシュに設置された時計によって行います。スタートしたウェーブに関わらず、この時間以降に到着した選手はタイムアウトとなり、完走とはなりません。また、17:00以降にコース上にいる選手は運営車両によって回収されます。
<エイドステーションでのリタイア>
選手は自己申告によりエイド1(旧天城トンネル 約12㎞地点)、エイド2(伊豆元気わくわくの森駐車場 約25㎞地点)においてリタイアを申告することができます。選手の状態によっては、エイド運営スタッフまたはエイドに常駐する救護スタッフの判断で当該選手に競技の中止を通告することがあります。
また、関門時刻を過ぎて到着した選手はリタイアとなります。
リタイア申告した選手または通告を受けた選手はエイド運営スタッフの指示に従い行動してください。エイドステーションでリタイアした選手は運営車両によってメイン会場(河津桜観光交流館)へ送られます。
<コース上でのリタイア>
原則、コース上でリタイアすることはできません。選手は自らが行動不能な状態に陥る前に自身で判断し、エイドステーションまで移動してリタイアを申告してください。
どうしても行動することができない場合はコース上の誘導スタッフに申告し、スタッフの指示に従ってください。選手自身から申告がなくても、選手の健康状態によっては運営スタッフまたは救護スタッフはリタイアを通告することがあります。
競技から離脱する際は運営スタッフによるリタイア処理を必ず受けなければなりません。リタイア処理を行わないと遭難者として扱われ、捜索対象となります。家族や友人にコース上まで迎えに来てもらい、運営スタッフに報告なく帰宅された例もあります。必ずリタイア処理を受けてください。
コースは大会専用の看板やコース標記にて表示しています。わかりにくい場所や分岐には誘導員が立っている場所もあります。走っていて、看板も無く誘導員もいない分岐が現れた場合はコースを間違えている可能性が高いです。誘導員がいる場所、または誘導看板がある場所まで戻ってください。
コースには大会当日のみ通行を許可されている場所があります。コース表示の看板等は大会直前に設置し、終了したらすぐに撤去します。
天城アタック35に参加するには以下のすべての項目を満たす方でないと参加できません。
■ 大会当日18歳以上の方
経験の有無にかかわらず、18歳未満の方は参加できません。
■ 動植物の保護、遊歩道・登山道の保全に理解と協力をいただける方
コースは国立公園の特別保護地区を含む自然豊かなエリアを通過します。動物、植物に対して影響があるような行動(遊歩道外への踏みだし、植物の摘み取りや土石の持ち帰り、動物に食べ物を与える等)は行わないでください。また、コースとなる遊歩道・登山道の保全にご協力をお願いします。
■ コース全てを制限時間内に完走できる自信があり、十分なトレーニングを積んだ方
初心者向けのレースではありますが、長距離の山道を長時間にわたって行動する体力と精神力が必要です。トレーニングと練習を積んで臨んでください。
■ トレイルランニングに必要な装備を持ち、使い方に慣れている方
大会参加にあたっての推奨装備(後述)の携行、着用を推奨します。トレイルランニング向けとされる装備、道具を使いその使い方を練習しておきましょう。
■ 大会中に起きうるトラブルに自ら対処できる方
雨や風などの気象条件、靴擦れや腹痛などご自身のトラブル等に自ら対処し、解決する前向きな気持ちを持ってください。
■ 他の遊歩道利用者、地域の人々や文化を尊重し譲り合いの心を持てる方
コースは大会で占用しておらず、他の利用者が存在します。コース上で登山者に会うことがあれば道を譲ってください。一部、河津町民の生活道路を通る場所ではぜひ挨拶をおねがいします。
■ 社会のマナー、ルールを守れる方
道路は交通規制を行っていません。交通ルール・マナーを守って通行してください。
■ 伊豆半島、河津町を愛してくれる方
参加してくれる皆さんをスタッフ・ボランティア一同歓迎します!
気象庁の稲取観測所(東伊豆町 標高130m)における過去5年間の5月の平均気温データ。(気象庁ホームページより)
コースの最高地点の標高は950mであり、この気温より5度以上低くなり、さらに風が吹くと競技中の体感気温は10度を下回る可能性があります。
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2023年 |
2022年 |
2021年 |
2010年 |
2019年 |
平均最高気温 |
22.4 |
22.4 |
22.9 |
22.8 |
23.2 |
平均最低気温 |
15.2 |
15.2 |
16.0 |
16.1 |
15.8 |
天城アタック35では、国立公園の特別地域を含む自然豊かなエリアを通過します。生態系への悪影響を及ぼさないよう、ルールを守って競技に参加してください。このルールは国立公園内だけでなく、コース上全ての場所で適用されます。
①コースとなっている、道路、遊歩道、トレイルからはみ出さないでください。コースの角をショートカット、追い越しのためのはみ出しなど全て禁止です。
②全てのゴミは持ち帰ってください。
③土石・動植物の採取またはそれらの損傷につながる行為は禁止です。
④ストック、ポール先端の石突にはキャップを取り付けてください。
⑤用便はエイドステーションのトイレ、コース上の公衆トイレを利用してください。
⑥当日もしくは前日までの天候により、トレイルへの悪影響が大きく発生することが予想される場合は大会の中止、コース変更などの可能性があります。
特に二本杉峠~旧天城トンネルの区間においては傾斜地における歩道幅が狭い場所、崩れやすい箇所が複数あり、歩道の保護のために以下の事項を遵守してください。
■特に歩道幅が狭い場所、谷側が崩れて路肩の弱さが見られる場所には歩行区間を設定しています。なるべく山側を通行してください。該当区間には注意喚起するスタッフがいるのでその指示に従ってください。
■歩道が狭い場所は歩行区間と同時に追い越し禁止区間です。歩道外への踏みだしは決して行わないでください。一部、歩道上に木の根が張り出している場所があり、その根を踏まないように注意してください。該当区間には注意喚起するスタッフがいるのでその指示に従ってください。
天城アタック35では、道路、遊歩道、林道などを通行しますが、大会のために占用使用していません。全ての場所で選手以外の利用者がいることがあります。同じ大会に参加する選手、スタッフ、大会に関係ない利用者、全てに人へ配慮をお願いします。
①ケガや病気などで動けなくなっている人がいた場合はその救助を優先してください。
②遊歩道で一般の利用者と遭遇した場合は、その通行を邪魔せずに譲り合って通行してください。早めに声をかけ、走らずに歩いて安全な場所ですれ違い・追いぬきを行ってください。
③後続の選手に道を譲るときには必ず山側に寄って止まるようにしてください。谷側で止まると少しの接触で転落する可能性があり、他地域ではそのような事故も起きています。
④道路、林道では通行する車に注意し、道路の端を通行してください。
⑤コース以外へ立ち入らないでください。建物や山林はもちろん、工事現場などにある私設のトイレは大会とは無関係なものです。利用しないでください。
特に二本杉峠~旧天城トンネルの区間においては傾斜地における歩道幅が狭い場所、崩れやすい箇所が複数あり、安全のために以下の事項を遵守してください。
①選手の通行よりも一般利用者の通行を優先してください。
■すれ違う際は止まって一般利用者を先に行かせてください。
■原則追い抜きは禁止です。一般利用者から譲られた時のみ、十分な歩道幅がある場所で追い抜きを行ってください。
■石を蹴って低い方へ落とすことを禁止します。不意に落とすことの無いように注意してください。
②安全のため、コース上に注意喚起を行うスタッフがいます。指示に従ってください。
競技規則で示した内容を守らない選手に対して運営本部及び山岳エリアの注意喚起スタッフは以下の権限を持ちます。
① 「注意」によって再度、ルールを守るよう求める。
② ①を行ってもなお守られない場合は失格とする。
③ 当該選手のゼッケンナンバーを本部に連絡すると共に、次のエイドステーションにおいて競技を終了させる。
申し込み規約に記載された事項